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コンタクトレンズの使い方と注意点

コンタクトレンズは、角膜を覆いますので、レンズの動きが悪いと酸素不足を引き起こす原因になりがちです。長年使い続けると、角膜に血管が伸びてきたり、結膜の血管が拡張して充血しやすくなります。そこで、休日や家にいるときは、なるべく眼鏡をしようしたほうが良いでしょう。長時間の使用も目にはあまりよくありません。装用時間は守り、無理のない範囲で使いましょう。

コンタクトレンズは、角膜に直接触れるものですから、衛生面には特に気を付ける必要があります。コンタクトレンズのケアで最も大切な事は、洗浄と消毒です。細菌感染しやすいソフトレンズは特に気を使いましょう。決められた洗浄液を使わず、水道水で洗浄するとまれですが、アカントアメーバに感染することがあります。これはレンズから角膜に侵入する微生物で、増殖して細胞を侵し角膜潰瘍を起こして失明する例もあります。コールド消毒は、洗浄剤や中和剤に浸けておくお手入れ法ですが、これだけでは汚れが完全におちきりませんので、こすり洗いなどが必要です。

コンタクトレンズを使用出来ない人もいます。ドライアイの人、目にアレルギーのある人、結膜炎などの炎症のある人などです。いずれにしてもこれらの場合は、医師との相談により使用できるか確認しましょう。コンタクトレンズは医療用具です。装用時間や手入れの方法を守り、定期検査を必ず受けるようにしましょう。

当院ではコンタクトレンズの処方も行っております。お気軽にご相談下さい。

 

投稿日:2017年2月27日  カテゴリー:コンタクトレンズ 眼鏡

3月休診日のご案内

3月の休診日は

3月2日、9日、16日、23日、30日でございます。

ご予約は前日までにお願いいたします。(眼鏡の処方箋は日曜のみで、要予約になります)

ご予約はこちらの電話番号へ前日までに、お願いいたします。045-311-1514

投稿日:2017年2月27日  カテゴリー:お知らせ ,未分類

遠視はなぜ眼鏡をかけなくてはいけないのか

子どもの頃の遠視は眼鏡をかけないでそのままにしておくと、遠くの物も、近くの物も網膜にしっかりとした像を結ばないため、脳にきちんと信号が伝わらず、脳のなかにある見たものを分析する部分(視覚野)が十分に発達しなくなる恐れがあります。視力の発達期間は、小学校低学年ぐらいまでと言われているため、この期間に眼鏡をかけることにより網膜にきちんとした像を結ばせなければ弱視になってしまいます。遠視性弱視は眼鏡をかけることが一番有効なちりょうです。

遠くがよく見えるから遠視だ、と思っている人がかなりいるようです。それは大きな間違いです。近視は近くのものが比較的よく見えます。そのため、近視=近くが良く見える、遠視=遠くが良く見えるという誤解が生まれたのでしょう。5メートル以上の遠くの像を見ているとき、私たちの目は水晶体の厚みを調節しない(無調節状態)で見ていますが、このとき遠視の人は網膜の後ろでピントが合ってしまうために、遠くがぼやけ、近くはもっとぼやけてしまいます。ただし遠視でも程度が軽ければ、水晶体を厚くする「調節」を行って、ピントを合わせることができるので、遠くが良く見えます。しかし、近くにピントを合わせるには、遠くを見るよりもっと水晶体を膨らませなければならないので、近くは見えにくくなります。このように遠視は、いつも毛様体筋(調節する筋肉)を緊張させているため、毛様体筋へのストレスが多くなり、疲れ目の原因になることがあります。

目は近くを見るときに両目は内側を向きます。これを「輻輳」といいます。この輻輳は水晶体を厚くすることとセットになって働くため、遠くを見るときも水晶体を厚くする遠視では輻輳してしまい、目が内側に寄ってしまいます。近くを見るときはさらに水晶体を厚くするため、より目が内側に寄ってしまいます。これを「調節性内斜視」と言います。

 

投稿日:2017年2月8日  カテゴリー:眼の症状

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