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10月休診日ご案内
10月の休診日は
10月5日、12日、19日、26日でございます。
ご予約は前日までにお願いいたします。(眼鏡の処方箋は日曜のみで、要予約になります)
ご予約はこちらの電話番号へ前日までに、お願いいたします。045-311-1514
投稿日:2017年9月29日 カテゴリー:お知らせ
麦粒腫
この病気はまぶたのまつ毛の根元にばい菌が入り、運悪く感染して腫れあがったもので一般には「ものもらい」、「めばちこ」とも呼ばれていますが、麦粒腫といいます。汚れた手や指で目をこすったり、ひどく疲れたときなどに黄色ブドウ球菌という、ばい菌に感染して起こり、夏に発症することが多いのです。
治療法はばい菌を殺す抗生物質の点眼液や軟膏を使います。たいていはすぐに良くなることが多いですが、腫れが強く、熱が出たり、うずくような痛みがある場合は抗生物質の内服をしたり、炎症をおさえる消炎剤を使用したりする場合もあります。膿が黄色く化膿している場合は切開して、膿をすっきり出してしまったほうが早く良くなることもあります。
投稿日:2017年9月23日 カテゴリー:眼の症状
老人性白内障
瞳の中の透明であるはずのレンズが白く濁り、しかもレンズの中心が黄色くなり、視力も低下します。視力低下の原因はレンズのたんぱく質が老化の為濁って発生した老人性白内障です。レンズの中の濁りを取り除き、その中に透明なプラスチック製の眼内レンズを移植することによって、再び視力が回復できます。
眼内レンズの歴史は18世紀のフランスにおいて始まりますが、ガラス製であったため不成功に終わりました。150年後イギリス空軍のパイロットの眼にプラスチックの破片が入り、長い間そのままにしていても失明しなかったことからプラスチック製の眼内レンズが出来ました。その後眼内レンズは形や素材を変えて現代に至っています。
投稿日:2017年9月15日 カテゴリー:眼の症状
飛蚊症
明るい所や、白い壁を見るたびに、糸くずや蚊が飛ぶようなものが見える症状を飛蚊症といいます。目の中には硝子体というというドロッとした物質があり、若い人の硝子体は生卵の様にプリンプリンとしていますが、老人の目の硝子体は、古い卵のようにシャビシャビとした水と、ドロッとしたゼリー状のものに分かれます。その理由は、年を取ると硝子体のコラーゲン線維の構造が乱れ、ゼリー状から液状に変化し、かたちを変えて濁りとなって小さく縮まろうとしてしまいます。目の中を通過する光が、この濁りに当たると、網膜というフィルムに影として写り、目の動きと共に揺れ動きます。この姿が蚊が飛んでいるように見えるのです。
硝子体の濁りはほとんどが老化現象ですが、ときには縮んだ硝子体が網膜を強く引っ張って破り、そこから血が出たり、色素細胞が散らばったりするとモヤモヤが強くなります。ひどいときには網膜剥離になることもあります。
気になる症状がありましたら早めに眼科医の受診をおすすめします。
投稿日:2017年9月10日 カテゴリー:眼の症状
VDT症候群
VDTとは「Visual Display Terminal 」の略で、コンピューターやモニターなどのディスプレー装置のことです。この装置を使用して仕事をする人がかかりやすいのが、VDT症候群です。まばたきは普通は1分間に20~30回するが、コンピューター画面を見続ける仕事についている人は5回くらいに減り、目がどんどん乾いてしまいます。また、長時間同じ姿勢になるため、首、肩、腕、手などの筋肉が緊張します。目は、ディスプレー、キーボード、書類というように頻繁に移動するためより疲労が起こりやすくなります。
VDT症候群の症状は、視力低下、かすみ、肩こり、しびれ、腰痛、頭痛、自律神経失調症、生理不順、顔中心の紅斑などがあります。もし思い当たることがあれば、以下のような対策をおすすめします。
1.適度な休憩。一時間ごとに10~15分くらい休憩をとる
2.体操などして、体の緊張をほぐす
3.テレビやパソコンの画面はできれば目より下方におく
4.直射日光や、天井の照明が画面に反射しない場所に置く
また、VDT症候群には、目が乾くドライアイ、眼圧が上昇する緑内障を伴っていることもあるので、早めに受診しましょう。メガネやコンタクトレンズが合っていないと目が疲れやすくなるので、普段からチェックしましょう。
カビと目
角膜は目の表面の透明な膜で血管が入っていません。ばい菌などが入らないように涙の層と角膜上皮細胞がバリアとして働いています。たとえばい菌が入ってきても金を殺す酵素や、白血球が涙と共にやってきます。しかし、深く目が傷つい部分は修復に時間がかかるので、ここにカビなどのばい菌がつくと、傷口をゆっくり広がり深く根を張ります。
植物などから感染するカビは、フザリウム、アスペルギルスがよく知られています。農作業などで目にけがをしたときは自己判断で処置せず、早めに眼科医にそうだんしましょう。