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乱視の原因

生まれつき角膜がラグビーボールのようにいびつな形をしている正乱視と、表面が凸凹に波打った形状の不正乱視があります。正乱視は、近視や遠視と同じような屈折異常ですが、不正乱視の方は角膜の病気や外傷が原因で起こるものです。角膜の歪みは誰にでもあります。ただし、程度がわずかなうえ、若いうちは調節力があるので、乱視に気づきにくいのです。中高年になって調節力が低下すると、目が疲れるなどの乱視の症状が現れることがあります。

正乱視はメガネで矯正が出来ますが、不正乱視はメガネでは矯正ができません。軽い乱視はちょっと目が疲れる程度なので、とくに不便を感じなければ矯正する必要はありません。しかし、強度の場合はどこを見ても、ピントが合わないため、常時矯正していないと、目に無理がかかり、視力低下が起こります。早めに適切なメガネやコンタクトレンズで矯正しましょう。

 

投稿日:2018年4月23日  カテゴリー:眼の症状

診察をスムーズに進めるために

眼科の問診ではおもに、次のような事をお聞きします

1.今、どんな症状がきになるのか

2.いつごろから、その症状が出始めたのか

3.どんな時にその症状が出るのか

4.その症状はどれくらい持続するのか

5.目以外の持病はあるのか

6.継続的に服用しているくすりはあるのか

7.家族に目の病気や生活習慣病の人はいるか

8.近視、遠視、乱視などの屈折異常はあるか

9.生活習慣、生活環境、職業について

病院を訪れる前には、わかる範囲で答えられるようにしましょう。

投稿日:2018年4月11日  カテゴリー:その他

角膜混濁

角膜は本来透明ですが、潰瘍や炎症、けがなどのときには、血管が侵入したり、濁ったり厚さが変化したりします。病気が収まった後でこの混濁が残った場合はうっすらした混濁を角膜片雲、真っ白な混濁を角膜白斑と呼びますが、混濁の濃さ、場所、広がりと瞳の関係によって視力が様々な程度に障害されます。濃い濁りでも角膜の端の方なら視力に関係ないですが、薄くて小さな濁りでも中心部にあれば視力が低下します。角膜混濁だけの為に視力が悪い場合、眼底などには大きな病変が無くて、角膜さえ透明ならば視力が回復する可能性のある場合や、潰瘍が穿孔しそうになって失明寸前の場合などには、角膜移植がが決定的な治療法になります。

投稿日:2018年4月2日  カテゴリー:眼の症状

調節性眼精疲労

遠視の人がメガネをかけないでいると、視力が良くても無意識のうちに自分の水晶体を余分に膨らませているために、目に無理な負担がかかってしまいます。目が疲れるという人の中で一番多いのがこの遠視であることを知らないでいた人で、メガネをかけると楽になります。かけ始めは少々ぼんやり見えると感じる事もありますが、細かい作業のときから使い始めると楽で手放せないようになります。また、強すぎるメガネをかけている人も同じ条件になります。近くにピントを合わせる作用の弱まった老視の人も我慢してメガネをかけないでいると、眼精疲労がおきます。

投稿日:2018年4月2日  カテゴリー:眼の症状

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