眼の症状

目の痛みで考えられる病気

●ゴロゴロチクチク表面が痛む

表面的な痛みは、結膜炎や角膜上皮剥離など結膜か角膜に疾患があることが多く、まれにまぶたの異常で角膜が傷ついて痛むこともあります。

●ズキズキ、ズキンズキンと痛む

ズキズキ刺すような痛みや、目が開けてられないようなものは眼球の痛みが多いです。主に強膜炎や虹彩毛様体炎、ブドウ膜炎などが考えられます。非常にまれですが、全眼球炎やふく行性角膜潰瘍などでは、激しい眼痛があります。

●目の奥が痛む

眼球の奥の方に痛みを感じるものは、眼精疲労や三叉神経痛、球後視神経炎などで起こります。眼精疲労は目の奥に圧迫されるような痛みを感じやすいです。

●まばたきすると痛む

まばたきのときに痛みを感じるものは、麦粒腫や急性霰粒腫が多く、まれに角膜異物混入などによる角膜疾患の事もあります。

投稿日:2018年8月31日  カテゴリー:眼の症状

老人性眼瞼下垂

高齢者に起こる症状で、たいていは片目から始まり、やがて両目のまぶたが下がってくるものです。これは加齢によりまぶたの筋肉とまぶたとの間が緩んでくることで生じます。まぶたを上げるのは、上眼瞼挙筋という筋肉ですが、年齢と共にこの筋肉がずれてきて、目をぱっちりとあけていられなくなるのです。まぶたが何となく重く感じるようになり、を開けていられないため、無意識に眉をひそめたり、あごを上げて物を見るくせがつき、日常的に疲れやすくなります。

投稿日:2018年8月17日  カテゴリー:眼の症状

子供の目のケガ

子供は思わぬケガをすることがあります。目のケガは視力障害を残す危険が高いため、適切な応急処置が必要です。とくに乳児の目は床に近く、ゴミやほこりも入りやすいため気を付けるようにしましょう。ケガの直後は、つい目をこすってしまいますが、こすらないようにしましょう。目に触れない、ふかない、刺さったものを抜かないなどを心がけて、傷を最小限にとどめるようにしましょう。周囲の大人はすぐに子供の手をおさえるようにしてください。薬物が目に入ったら、必ず大量の水で洗い流し、眼科を受診するようにしましょう。

投稿日:2018年8月5日  カテゴリー:眼の症状

視神経

視神経は物を見るために、もっとも重要な組織です。網膜で受けた視覚情報を、脳の中枢神経に伝えるケーブルの役目をしています。ここが破壊されると、情報が脳に届かなくなり、重大な視力障害を起こします。繊細な組織で再生機能がなく、傷つくと修復できません。病気が治っても、現状以上の視力回復は望めなくなります。視神経が破壊されていなければ、一時的な視力低下は改善されますが、病気を繰り返すと、そのたびに視力が低下することになります。

投稿日:2018年8月4日  カテゴリー:眼の症状

眼筋麻痺・斜視

正面を見ても横目で見ても、両目の視線はそろって動き、立体的に一つの物としてみることができるのが普通です。視線がそろわないのが斜視ですが、それには2種類あります。目を動かす筋肉は6本ずつついていますが、そのどれかが麻痺すると眼球が思うように動かず、視線がずれます。これを麻痺性斜視とよびます。ものがダブって見える場合、眼球の動き方や複視の状態などの検査を詳しく行った上で、されにレントゲンなど、頭の中の検査で原因を突き止める必要があります。いくら検査しても分からない事も多く、そのうち治ってしまうものから、一生治らないものまであります。寄っている方向で分類され、メガネをかければ治るもの、手術が必要なもの、視力が悪いものなど色々です。また、一見寄っているように見えて、実は寄っていない「偽斜視」というものもあります。

投稿日:2018年7月20日  カテゴリー:眼の症状

原因を特定できない慢性型の緑内障

直接的な原因がわからないものを「原発性緑内障」とよんでいます。原発性は症状が少しづつ進んでいく「慢性型」と、突然激しい痛みが起きる「急性型」、眼圧が正常なのに緑内障を起こす「正常眼圧緑内障」に分ける事ができます。

じわじわと症状が進んでいく慢性型を、専門的には「開放隅角緑内障」といいます。40~50代の近視の人に多く見られます。このタイプでは「開放隅角」という名前が示すように、房水の排出口がふさがれているわけではありませんが、排出口の手前にあるフィルターの目が詰まっている為、房水がスムーズに排出されません。このため徐々に房水がたまって眼圧が高くなっていくという特徴があります。また、両目の視野が鼻側からかけていくのも特徴です。こうした変化は微妙なもので、目に起こっていることになかなか気づかないという怖さをもっています。

投稿日:2018年6月19日  カテゴリー:眼の症状

ピントがぼやける「屈折異常」

近視や乱視は角膜や水晶体という「レンズ」の光を曲げる力が狂って、網膜にピントの合った像を結べなくなる異常です。近くのものは比較的よく見えるのに、遠くのものがはっきりと見えない近視は、レンズが光を曲げる力が強すぎて、網膜の手前でピントの合った像を結んでしまう状態です。

遠視は近くは良く見えないが、遠くが良く見えるという状態ではありません。遠視の目では光がなかなか曲がらず、像が網膜よりも奥で結ばれてしまうため、近くも遠くも見えにくい状態になってしまいます。近視や遠視は、角膜の表面のカーブがきつすぎたりゆるすぎたりすることが原因となるほか、目の奥行きが長すぎたり短すぎたりするために、網膜にピントが合わなくなっていることもあります。

一方乱視は主に角膜にゆがみが生じて、目の中を光が進む方向がそろわないために、どこにもピントのあった像を結ぶことが出来ない状態です。こうした異常のことを「屈折異常」といい、改善するにはメガネやコンタクトレンズといった人工のレンズを加えて光を曲げ、網膜にピントを合わせる事が必要になります。

投稿日:2018年6月5日  カテゴリー:眼の症状

目の見え方チェック

以下の項目に当てはまる方は、近視、老視、乱視、眼精疲労または、コンタクトレンズやメガネの度数があっていないかもしれません。

□ 目を細めてみるようになった

□ 2・5や3・6・8などの数字区別がつきにくい

□ パソコンや携帯電話を長時間使用することが多い

□ 遠くの看板や案内板の文字がみえにくくなった

□ 夜、信号や矢印信号がぼけてみえる

□ 新聞や本などを見る時離さないと見えにくい

□ 眼がかすんだり、モノがぼやける事が多くなった。

□ 暗いところでモノが特に見えにくい

気になる点がございましたら、ご相談ください。

投稿日:2018年5月22日  カテゴリー:コンタクトレンズ 眼鏡 ,眼の症状

温冷効果で疲れ目対策

目の疲れが引き起こす不快な症状は、もとをたどれば眼球を動かす筋肉や毛様体に起こる一種の筋肉痛です。使い過ぎによって、筋肉が緊張して凝り固まってしまうという点では肩こりにも似ています。なるべく軽いうちに解消していく事が大切です。一番有効な方法は、「目を休める」ことです。また、手軽に疲れを解消するには、目の筋肉の血行を良くするのも一つの手です。こりや筋肉痛は、筋肉の血行不良が原因となっているからです。血行がスムーズになれば、筋肉中にたまった疲労物質を押し流すことができます。酸素や栄養を十分に補給することも出来ます。目に冷やしタオルや、蒸しタオルをあて、刺激を与える方法がいちばん簡単です。目に痛みがある時は炎症を起こしている可能性があるので、温めずに冷やすことが必要になります。

投稿日:2018年5月2日  カテゴリー:眼の症状

視野がぼんやりとかすむ白内障

「白内障」は、水晶体という無色透明の「レンズ」が白く濁るために視力低下を引き起こす病気です。お年寄りだけでなく、働き盛りの50歳くらいで症状が出る事もあります。水晶体の中身は水分とたんぱく質からなる成分で満たされていますが、この病気の原因となる水晶体の濁りは、たんぱく質が変化したり水分量のバランスが崩れるために起こります。水晶体が濁ってしまうと、光が網膜まで届かなくなったり、水晶体を通過するときに乱反射を起こしたりして、網膜に正しい像を結ぶことが出来なくなります。白内障になるとものがかすんだり、ぼやけて見えるのはこのためです。濁りのもとになるたんぱく質の変化は老化によるものがほとんどです。40代から徐々に始まり、80代にもなれば水晶体に濁りがみられるほうが普通です。ただ、老化現象は人によって進み方がまちまちで、濁りの程度にも差があるので、加齢による白内障を「加齢性白内障」と呼んでいます。

投稿日:2018年5月2日  カテゴリー:眼の症状

 

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