眼の症状

麦粒腫

この病気はまぶたのまつ毛の根元にばい菌が入り、運悪く感染して腫れあがったもので一般には「ものもらい」、「めばちこ」とも呼ばれていますが、麦粒腫といいます。汚れた手や指で目をこすったり、ひどく疲れたときなどに黄色ブドウ球菌という、ばい菌に感染して起こり、夏に発症することが多いのです。

治療法はばい菌を殺す抗生物質の点眼液や軟膏を使います。たいていはすぐに良くなることが多いですが、腫れが強く、熱が出たり、うずくような痛みがある場合は抗生物質の内服をしたり、炎症をおさえる消炎剤を使用したりする場合もあります。膿が黄色く化膿している場合は切開して、膿をすっきり出してしまったほうが早く良くなることもあります。

 

投稿日:2017年9月23日  カテゴリー:眼の症状

老人性白内障

瞳の中の透明であるはずのレンズが白く濁り、しかもレンズの中心が黄色くなり、視力も低下します。視力低下の原因はレンズのたんぱく質が老化の為濁って発生した老人性白内障です。レンズの中の濁りを取り除き、その中に透明なプラスチック製の眼内レンズを移植することによって、再び視力が回復できます。

眼内レンズの歴史は18世紀のフランスにおいて始まりますが、ガラス製であったため不成功に終わりました。150年後イギリス空軍のパイロットの眼にプラスチックの破片が入り、長い間そのままにしていても失明しなかったことからプラスチック製の眼内レンズが出来ました。その後眼内レンズは形や素材を変えて現代に至っています。

投稿日:2017年9月15日  カテゴリー:眼の症状

飛蚊症

明るい所や、白い壁を見るたびに、糸くずや蚊が飛ぶようなものが見える症状を飛蚊症といいます。目の中には硝子体というというドロッとした物質があり、若い人の硝子体は生卵の様にプリンプリンとしていますが、老人の目の硝子体は、古い卵のようにシャビシャビとした水と、ドロッとしたゼリー状のものに分かれます。その理由は、年を取ると硝子体のコラーゲン線維の構造が乱れ、ゼリー状から液状に変化し、かたちを変えて濁りとなって小さく縮まろうとしてしまいます。目の中を通過する光が、この濁りに当たると、網膜というフィルムに影として写り、目の動きと共に揺れ動きます。この姿が蚊が飛んでいるように見えるのです。

硝子体の濁りはほとんどが老化現象ですが、ときには縮んだ硝子体が網膜を強く引っ張って破り、そこから血が出たり、色素細胞が散らばったりするとモヤモヤが強くなります。ひどいときには網膜剥離になることもあります。

気になる症状がありましたら早めに眼科医の受診をおすすめします。

投稿日:2017年9月10日  カテゴリー:眼の症状

VDT症候群

VDTとは「Visual Display Terminal 」の略で、コンピューターやモニターなどのディスプレー装置のことです。この装置を使用して仕事をする人がかかりやすいのが、VDT症候群です。まばたきは普通は1分間に20~30回するが、コンピューター画面を見続ける仕事についている人は5回くらいに減り、目がどんどん乾いてしまいます。また、長時間同じ姿勢になるため、首、肩、腕、手などの筋肉が緊張します。目は、ディスプレー、キーボード、書類というように頻繁に移動するためより疲労が起こりやすくなります。

VDT症候群の症状は、視力低下、かすみ、肩こり、しびれ、腰痛、頭痛、自律神経失調症、生理不順、顔中心の紅斑などがあります。もし思い当たることがあれば、以下のような対策をおすすめします。

1.適度な休憩。一時間ごとに10~15分くらい休憩をとる

2.体操などして、体の緊張をほぐす

3.テレビやパソコンの画面はできれば目より下方におく

4.直射日光や、天井の照明が画面に反射しない場所に置く

また、VDT症候群には、目が乾くドライアイ、眼圧が上昇する緑内障を伴っていることもあるので、早めに受診しましょう。メガネやコンタクトレンズが合っていないと目が疲れやすくなるので、普段からチェックしましょう。

投稿日:2017年9月3日  カテゴリー:眼の症状

カビと目

角膜は目の表面の透明な膜で血管が入っていません。ばい菌などが入らないように涙の層と角膜上皮細胞がバリアとして働いています。たとえばい菌が入ってきても金を殺す酵素や、白血球が涙と共にやってきます。しかし、深く目が傷つい部分は修復に時間がかかるので、ここにカビなどのばい菌がつくと、傷口をゆっくり広がり深く根を張ります。

植物などから感染するカビは、フザリウム、アスペルギルスがよく知られています。農作業などで目にけがをしたときは自己判断で処置せず、早めに眼科医にそうだんしましょう。

投稿日:2017年9月3日  カテゴリー:眼の症状

はやり目(ウィルス性急性結膜炎)

はやり目とは、ウイルスという病原体によって起こる非常に伝染力の強い結膜炎です。ウイルスは、極めて小さな生き物で、電子顕微鏡でやっと見える大きさです。ウイルスは結膜の細胞に侵入し、その細胞を自分のすみやすいように変えてしまいます。そしてその細胞を殺してしまい、次に新しい細胞へと乗り移ります。白血球などの免疫細胞が戦うのですが、その細胞の死骸が目やにです。

目やにには、他の人に移りやすいウィルスがいっぱいあります。目やにを手でぬぐいとったりすると手にはべっとりウィルスがついています。その目やには1か月後も生きていたという報告もあります。症状としては、リンパ腺が腫れる、全身がだるく発熱することもあります。また、大量の目やにや、目がショボショボしたり、ゴロゴロしたり、まぶしさを感じることもあります。

この病気には有効な治療法はまだありません。しかし、ウイルスによって破壊された細胞に細菌などが感染しないよう抗菌点眼薬と、炎症を抑えるステロイド点眼薬を処方します。

対策としては

①タオルや洗面器は別々にする

②手や指は、水道水を出しっぱなしにして、石鹸でよく洗う

③タオル、ハンカチ、下着などはできるだけ煮沸し、乾燥させる

④点眼に使用したり、涙や目やにをふき取ったティッシュは、ビニール袋に入れてまとめて捨てる

⑤保育園、学校、職場は休む必要があるので、医師と相談する。

⑥人の使っている目薬を、使わない

などが挙げられます。

投稿日:2017年8月25日  カテゴリー:眼の症状

角膜潰瘍

角膜とは光を通すための透明な膜で、黒目の部分に当たります。目を横から見ればきれいなカーブを描いた薄い膜がわかります。潰瘍とは月のクレーターのように中心が深く削られ周囲が盛り上がった状態です。目は痛みと充血、視力低下、めやにを伴います。原因として、細菌、真菌、ヘルペス、アカントアメーバなどが考えられます。

角膜潰瘍は失明してしまう可能性もあります。治ったとしても角膜が白く濁ってしまうからです。特にあかんとアメーバの場合コンタクトレンズ使用者に多く、コンタクトレンズの消毒を怠っていたり、不潔な取り扱いをした場合には角膜に感染し、非常に治りづらい角膜潰瘍になります。

コンタクトレンズは医療用具です。正しい取り扱いを怠ると大変なことになりかねません。正しい取り扱いを心がけましょう。

投稿日:2017年8月15日  カテゴリー:眼の症状

生活と眼圧

眼圧とは、目を閉じてその上からゆっくり目に指を当ててみると、ゴムまりのような弾力を感じます。この硬さが眼圧です。眼圧をコントロールしているのは、房水という水で、毛様体という瞳の奥にある組織から1分間に2.5マイクロリットル産出され、約100分で前房という部屋の水が入れ替わっています。房水は、角膜や水晶体へ栄養を運んだり、線維柱帯というフィルターを通して、老廃物を除去しています。この房水の流れに病的な異常が出れば、眼圧が上昇してきます。

病気でなくても眼圧が上昇してくることもあります。例えば、目を強く閉じたり、呼吸を止めてじっとしていたり、と入れて強くおなかの筋肉に力を入れたりすると、眼圧が瞬間的に上昇することがあります。仕事上、ネクタイで首を強く絞め、書類を書くのにうつむき姿勢を長時間とっていたり、ストレスなどで眼圧が上昇していることもあります。

また、コーヒーに含まれるカフェインやたばこ、水の飲みすぎなどでも眼圧が上がることもあります。

病的な理由で眼圧が上昇することももちろんありますので、健康診断などで眼圧の上昇を指摘された場合は眼科を受診しましょう。

投稿日:2017年8月13日  カテゴリー:眼の症状

眼 脂 

めやにはどこから出るのでしょうか?めやにはまぶたから出る脂肪、涙腺から出る涙、結膜や角膜からの老廃物が混ざったもので、普通の状態でも少しづつ出ているのですが、細菌やウイルスが結膜に感染すると通常よりも多く出ます。結膜には外敵から身を守る局所的免疫応答機関があり、細菌やウイルスなどのばい菌が攻撃してくると目の防御機能が反応し、結膜の血管などから免疫細胞がいっぱい出て、ばい菌と戦うのです。その結果目やにが増加します。

目やには、ドライアイや、アレルギー結膜炎から出る透明な糸を引くものはうつることはありませんが、細菌などに感染すると粘っこく、黄色い目やにが出てくることが多く、うつることもありますので注意しましょう。非常にうつりやすいのは、ウィルス感染です。ウイルスに感染すると涙のように水っぽい目やにがいっぱい出て、結膜の真っ赤に充血する。ウイルス性結膜炎は注意が必要です。目やにが気になったら、眼科を受診しましょう。

投稿日:2017年8月11日  カテゴリー:眼の症状

老眼とメガネ

遠くも近くも明瞭に見えるためには、目の中の水晶体が柔らかい凸レンズであり続けなければなりません。しかし、加齢とともに水晶体は老化していきます。鉄がさびることを酸化といいますが、柔らかいたんぱく質も硬くなり、年齢と共に弾力がなくなってきます。

水晶体が硬くなってくると、水晶体の屈折に変化が生じ、近くを見たり、遠くを見たりすることに不便を感じるようになります。このことを調節力が落ちたといいます。調節力とは遠くが明瞭に見える点と、極度に近づけて明瞭に見えた点との範囲をレンズの度数で表します。10代では12Dもあった調節力が、40代では4D、60代では1Dと水晶体の硬化にともなって減退していきます。

ふつう本を読む距離は25~30cmで、3~4Dの調節力が必要です。したがって40~45才になると近くが見づらくなり、老眼鏡が必要になります。近視の人でも調節力の減退は起こります。ただし、近視の人は近くを見るのにメガネを外し、ちょうどよく見えるということがあるので、老眼鏡がいらないと誤解されていることもあります。

中高年の眼精疲労は屈折と調節のズレによることが多く、若い人の近視は、メガネによる眼精疲労の訴えは少ないが、中高年にメガネを処方するとき低矯正でつくると、弱く作った分だけ、毛様体筋が調節に対して努力をするため、すぐに焦点が合わなくなりかすんで二重になったりぼやけたりします。その状態を我慢し続けていると、目の奥が痛くなったり、目を開けているのがつらくなってきたり、ひどくなるとめまいや頭痛、肩こりにもつながります。合わないメガネをし続けていることは、眼精疲労を引き起こします。

少しでも気になる症状があればお気軽にご相談ください。当院ではメガネの処方箋を日曜日のみ予約制にて承っております。

投稿日:2017年8月1日  カテゴリー:コンタクトレンズ 眼鏡 ,眼の症状

 

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