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花粉症・アレルギー

花粉症は何科?

初めて花粉症にかかる方は、花粉症の症状が目・鼻・のど・頭など多くの場所に症状が出ていた場合、何科へ受診したらいいのかさっぱりわからない人もいるでしょう。
花粉症の対象となる科は、耳鼻咽喉科、耳鼻科、眼科などです。
ほとんどの人が耳鼻科・耳鼻咽喉科を受診しますが、内科でも構いません。
選び方としては、自分の症状が一番辛い科を受診しましょう。

花粉症の症状

花粉症の症状

花粉症のくしゃみは発作のように連続して起こり、回数が多いのが特徴です。風邪の場合は長くても1週間程度で治まりますが、花粉症の場合はシーズン中続きます。鼻水は水のようにサラサラして、風邪のときのように粘り気がある黄色い鼻水にはなりません。鼻づまりや目のかゆみも強く出ます。

花粉症の予防方法

晴れて風が強い日中は花粉がたくさん飛びます。とくに飛散のピークとなる昼前から午後3時頃の時間帯はなるべく外出を控えましょう。外出時はマスクをし、眼鏡やゴーグル、帽子を着用します。ニットの服は花粉がつきやすいので、花粉の季節は、スベスベした素材の服を選んで着るようにしましょう。

外出から戻ったときは、家に入る前に玄関先で服などについた花粉を払い落としましょう。また、すぐに手や顔、目、鼻を洗い、うがいをすることが大切です。洗濯物はできるだけ乾燥機を利用するか部屋干しが良いでしょう。布団を外に干したときは、よく花粉を払い落としてから取り込み、さらに掃除機をかけて残った花粉を吸引しましょう。

マスクをして保湿、保温することで症状が緩和されます。さらに、マスクは鼻の中に入る花粉の量も減らしてくれるので、花粉症の時期には欠かせないアイテムです。

毎年一定の時期にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が出る場合は、花粉症の可能性があります。耳鼻咽喉科やアレルギー科で診察を受けましょう。ただし、とくに目の症状がつらい場合は眼科、皮膚症状なら皮膚科、咳や全身症状のある場合は内科など、症状に応じて診療科を選ぶことが必要な場合もあります。

花粉症の治療方法

1.点眼薬

ステロイド・抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬などを適宜組み合わせて処方いたします。

「ステロイド」はアレルギーの症状を抑えるのに非常に有効な薬です。通常、点眼薬でのステロイドは低濃度のものなので、正しく使用すれば副作用の心配はほとんどありません。
中には眼圧上昇や色素沈着などの副作用を心配され、「絶対にステロイドは使用しない」とおっしゃる患者様がいらっしゃいます。しかし、ステロイドは古くからある薬で、どうしたら副作用を回避できるかもよくわかっていますので、むしろ積極的に使うべきだと考えています。少しでも不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。

2.点鼻薬

ステロイド・抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬・血管収縮薬など、症状に合わせて処方いたします。

3.内服薬

抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬などを処方いたします。副作用として、眠気が問題になることが多いので、患者様の身体への負担を考慮に入れ、相談しながら薬を選択いたします。また、漢方にも即効性のある、症状を効果的に抑える種類のものがあります。その方の症状に合わせ適切なものを処方いたします。 これまで花粉症に対して使っていた薬がある方は、受診時にその名称をお教えいただくか、お薬そのものを持ってきていただけますと治療の参考になります。